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手拭い用語集

この度は、「手ぬぐい染卸工場」をご訪問いただき、ありがとうございます。長年培ってきた技術を最大限に活かし、「卸」という形で実現する、ハイクオリティ&リーズナブルな「手拭い」。

皆さまの大切な方々に、「手ぬぐい染卸工場」の「手拭い(てぬぐい)」を喜んでいただけたら幸いでございます。

手拭い

手拭(てぬぐい)は、手・顔・身体などを拭く際に用いる木綿の平織りの布で、鉢巻きや頬被り、姉さん被りなどにも使われます。本来は寒暑除けや塵除けなどの目的に、また祭礼においての装身具として頭にかぶるものでした。

一般に、幅約30cm強の木綿を、約90cmの長さに切ったもので、模様や文字が染め出してあります。手拭いの端が縫われていないのは、水切れをよくして早く乾くようにという、清潔を保つための工夫です。「手拭い」あるいは「手拭」と表記します。

手拭いの色/染め/生地

染めの色はDIC(通称ディック/正式呼称ディーアイシー/旧商号:大日本インキ化学工業株式会社)が出版する色見本帳、DICカラーガイド(DIC Colorguide)から、「DIC○○番」と指定されたものを基に、色合わせを行い、染色します。

「手ぬぐい染卸工場」では、染色の手法として、「注染」あるいは「顔料プリント」を、手拭いの生地には「総理」「岡」徳岡」の3種を採り入れております。

詳細は当サイトの「手拭いの染色」、「手拭いの生地・色見本」をご参照ください。

アイコン2 手ぬぐいの染色

アイコン2 手ぬぐいの生地・色見本

手拭いの染色面積

手ぬぐい染卸工場では、染色面積が全体の70%以上を占めるものを「地詰まり」、30%以下のものを「白地」としております。

手拭いの歴史

奈良時代、平安時代には、神仏の清掃、神事などの装身具、儀礼や日除けなどにおいての被り物であったと伝わる手拭いですが、鎌倉時代以降から庶民にも少しずつ普及しました。室町時代には湯浴みの身体を拭(ぬぐ)うためにも使われるようになり、さらに戦国時代から広く用いられるようになりました。

江戸時代になって綿栽培が盛んになり、綿製品が普及すると、手拭いや浴衣は庶民の生活に広く浸透していきました。手や身体を拭くといった用途だけでなく、物を包んだり、被りものとして使ったり、宣伝に使ったりと、その用途は多種多様に広がっていきました。

江戸時代中期以降、歌舞伎役者の家紋や独自の紋様を入れた手拭いが憧れの的となり、以降、手拭いの柄はその時代の流行や文化を表すファッション性の高いものになりました。

明治時代には「注染(⇒【手拭いの染色】)」という染色技術が開発され、さらに複雑な図柄に対応出来るようになっていきます。

手拭いの表記は、古くは今昔物語に「手布(たのごい)」という記述があります。生活用品として庶民に欠かせないものになった江戸時代には、「手拭(てぬぐい)」と呼ばれていたようです。また、入浴に使われたものは、「湯手(ゆて・ゆで)」とも呼ばれました。

手拭いの文化

江戸時代に発展した庶民文化の一つに、「手拭合わせ」があります。好事家たちが独自に絵柄を考えて職人に作らせ、それを持ち寄って品評会を行い楽しみました。

現在でも、実用性よりも芸術性を求めた「手拭」のイベントが開催されており、「手拭い合わせ」の流れを汲んでいるのではないでしょうか。2010年には関東注染工業協同組合が主催した「手拭クリエイティブ2010(http://tezome.com/tenugui2010/)」が開催され、専門家のワークショップ・セミナーや全国の手拭クリエーターの逸品が展示即売されました。

手拭い文化には「折り手拭」というものがあります。折り紙の手拭版で、手拭いを折たたんで何かを表現します。実用性はなく、その図柄を利用した一種の芸術作品であり、遊びや趣味として広まりました。

祭りや踊りでの被り物としての手拭いも、祭礼の装束としての流れを受け継ぎながら多様化した、手拭い文化の一つといえるでしょう。

神輿の担ぎ手や曳き手、お囃子などの役割によって、手拭の被り方も細分化されました。手拭いの被り方を見れば、その人の「祭」での役割が判るようになっています。

盆踊りには「手拭踊り」と呼ばれるものもあり、手拭を振ったり、肩にかけたりと、小道具や当て振りとして使用しています。また、落語においては物の見立てとしてよく使われています。

日本舞踊では、たとえば、舟の櫂などに「見立て」て、小道具として手拭いを使うことが多々あります。また、人物などの描写として、手拭いの被り方、図柄、素材などによって、老若男女や役柄を表現します。

手拭いの用途と呼称

■湯手…お風呂用の手拭いです。

■三尺手拭…約113.6cmの長さのもので、頭に被る手拭として多く使用されます。また、三尺帯はこの三尺手拭が原型ではないかといわれています。

■長尺手拭…主に、日本舞踊で小道具として使われます。

■半手拭…歌舞伎で見栄えを考慮し、演出上短くした手拭で、3尺未満のものをいいます。

■長手拭…長さ4尺程で「ながなた」とも呼ばれる秋田地方の手拭いです。防寒用として、現在のマフラーのように使われていました。

■磯手拭…海女さんの装束の一つです。基本的には晒し手拭で、その用途は、髪形の乱れや髪が邪魔にならないようにするためのものですが、魔除けの意味合いもあります。

手拭いの柄

■晒し…反物を水で晒し、糊などを落とし、天日で乾かした素地のもので、白無地ともいいます。

■半染…半分だけ単色で染めたもので、多くは斜めに染め分けられています。

■白地…白無地に動植物や風景など日本画に倣った絵柄を描き、余白を大胆に残します。

■総柄…手拭いの全面に柄が描かれています。

■小紋柄…花鳥風月などを題材とした小さな柄が、規則的に並んだり、散りばめられたりしています。

■四季…季節や節句、干支などを表現した柄が描かれています。

■名所…各地の風景や富嶽三十六景、東海道五十三次などの図柄が描かれています。

■浮世絵・歌舞伎…花魁や太夫、歌舞伎役者などの図柄が描かれています。

■縁起物…縁起物の絵柄が描かれています。サイコロ(どう転んでも芽が出る)、弓矢(神祭具)、だるま、招き猫などの図柄があります。

手拭いのかぶり方〜鉢巻き〜

■鉢巻き…四つ折りなど、帯状にして、鉢に巻いて結びます。

■くわがた鉢巻き…鉢巻きを後ろで結んだあと、両端を鉢巻きの下から上前へ突き出すように、クワガタの鋏のような形状にします。

■向う鉢巻き…鉢巻きを前で結びます。前で結んだ際に端を一本にまとめて、上に突き出してカブトムシの角(つの)の様にしたり、その結び目をちょっと中央からずらすなど工夫します。

■横鉢巻き…鉢巻きを横で結びます。

■捻り鉢巻…捻って紐状にしてして鉢に巻いて結びます。

■お三輪巻…女性が日本髪を結った場合の鉢巻きです。後ろの髷の下から手拭いをまわして、前髪のふくらみの後ろと、髷の間で結びます。

■病鉢巻…四つ折りなど、帯状にして、鉢に巻いて横で結び、両端を下に垂らします。歌舞伎や人形浄瑠璃では、病気や恋煩いをしている人を疑似的に象徴するため、紫の病鉢巻きを装束として使っています。

手拭いのかぶり方〜被り〜

■子守被り…後頭部を広く覆い、端を前頭部で結び、その先端を開きます。子守をしている少女がしていた被り方です。

■道中被り(どうちゅうかぶり)…筒状にして被り、上端を両端から折って三角形にして、前に倒します。

■姉さん被り…前方から頭と額を覆うように、髪型が崩れないように、載せるように緩く被り、後ろで結びます。さっと脱げることが特徴の被り方です。見た目は花嫁衣装の綿帽子に似ています。

■吉原被り…大尽被り(だいじんかぶり)・大臣かぶり(おとどかぶり)ともいいます。手拭を二つ折、若しくは四つ折りにし、額の上で山折りに折り目を付けて、後ろで結びます。

■頬被り(ほおかむり/ほっかぶり/ほっかむり)…頭から被り、顎の下で結びます。「頬冠り」とも表記します。

■火男被り(ひょっとこかぶり)…糊を利かせた手拭いを使います。形は頬被りですが、額の部分に布を付けず、山折りの折目を強調して、前に突き出す剱先を表現した被り方です。とうなすかぶり(南瓜被り・唐茄子被り)ともいいます。

■素男被り(すっとこかぶり)…頬被りの形で、手拭をぴったりと額に付けて、顔の横は耳を隠さずに出すように被ります。歌舞伎などの演劇で三枚目を暗示させるために用いる被り方です。

■若衆被り…頬被りの形で結び、結んだ端を下に長めに垂らします。小姓被り(こしょうかぶり)ともいいます。

手拭いの包み

鮮やかに染められた手拭いは、風呂敷のように様々なものを包むことができます。お弁当箱、ペットボトル、ワインボトル、ティッシュ箱、さらにはブックカバーとしても、包み方が編み出されています。

木綿

木綿(もめん)は綿(わた)の種子からとった繊維で、衣料用として広く用いられています。単に綿(めん)とも呼ばれ、現代ではコットン(英語 cotton)とも呼ばれます。

日本における木綿の歴史は、799年(延暦18年・平安時代初期)に、三河国に漂着した崑崙人(コンロン人といわれていたが、後に当人が天竺人と名乗る)によってもたらされたのが始まりといわれています。ただし、この時始まった綿の栽培は、その綿種が日本の気候に合わず、繁殖しませんでした。その後は、明や朝鮮からの輸入に頼ることになります。

長らく高級輸入品であった綿が一般的になるのは、16世紀以降、国内で広く栽培されるようになってからです。三河でも数百年の時を経て、15世紀中頃に明の綿種が伝わり、綿花の栽培が再開されていました。戦国時代後期、綿は全国的に普及しました。

明治政府の政策によって綿布の生産が強化されたこともあり、一時日本の輸出量は世界一となりましたが、安い原料が日本に入ってくるようになり、日本の綿花栽培は衰退しました。

晒し

洗った布などを日光に当てて白くすることをいいます。また、そうした布を「晒し」あるいは「晒し木綿」と呼びます。

本染め

機械染めに対して手作業による染めであることを示し、本手染めとも言われます。

本手染めは、染料が染み込むため表面だけでなく、内側まで染まります。これに対し、機械染めの場合は、両面プリントか、片面プリントとなります。

また、合成染料に対して自然染料を使うことも、本染めといい、草木染めとも呼ばれます。藍染など、さまざまな植物での草木染めが存在します。

先染め

本染めを既に施されている綿素材の生地です。

平織り

織物の基本組織の一つです。経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を交互に交差させて織る最もシンプルなものです。丈夫で摩擦に強いといった利点があり、広く応用されています。

また、タテ糸とヨコ糸を2本ずつ引き揃えで織ったものは、斜子織り(ななこおり)とも呼ばれます。

平織りの代表的なものは、オーガンジー(綿)、ギンガム(綿)、浴衣地(綿)、モスリン(ウール)、トロピカル(ウール)、羽二重(絹)、ちろめん(絹)、タフタ(絹)など数多くあります。

綾織り、繻子(しゅす)織りとあわせて、織物の基本となる三つの組織「三原組織」の一つです。

綾織り

綾織り(あやおり/英: twill:ツイル)は織物の基本組織の一つで、「斜文織(しゃもんお)り」ともいいます。経(タテ)糸が緯(ヨコ)糸の上を2本(3本)、ヨコ糸の下を1本、交差して織られていますので、生地の織り目が斜めに走っています。斜めに入る線の事を、斜紋線(しゃもんせん)、または綾目と呼びます。2本交差の場合は「三つ綾(2/1)」、3本交差の場合は「四つ綾(3/1)」または「ツイル」と呼び、それぞれ斜線の角度が異なります。さらに、(2/2)組織の綾織物もあり、これも四つ綾と呼ばれます。

しなやかな風合いで、伸縮性に優れ、シワが寄りにくいなどの利点があります。

平織り、繻子(しゅす)織りとあわせて、織物の基本となる三つの組織「三原組織」の一つです。

繻子(しゅす)織り

織物の基本組織の一つです。経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸の交わる点が少なく、布面にタテ糸あるいはヨコ糸のみが現れるように織られています。布面には、タテまたはヨコのうきが密に並び、光沢があって肌ざわりの良い織物です。

綾織り、平織りとあわせて、織物の基本となる三つの組織「三原組織」の一つです。

反応染料

反応剤を溶かした溶液を使い、生地繊維に含まれるセルロースに変化を促し、染色する方法です。繊維の中から染まっているので洗濯に強く、製作された手ぬぐいは独特の味わいと風合いを醸し出します。

捺染

手ぬぐいに対して、顔料や染料を捺印する事で、模様をプリント印刷していく技法です。熱処理などを行う事で、染着させます。

分散染料

日本の染料を使用する物の多くは、分散染料が用いられていて、大変ポピュラーな物です。大変細かい微粒子な染料な為、生地の分子の間に入り込んで、色を挟み込んでいくのが特徴です。

Adobe Illustrator

アドビシステムズ社が制作し販売、世界的に流通しているグラフィックソフトウェアです。こちらで制作されたAIやEPSファイルでのデザインデータ入稿を、手拭い作成の際には、オススメしております。

DIC

パントン・マッチング・システムのことで、グラフィックデザインや印刷などの世界では事実上の標準となっている色見本帳です。

名入れ

ノベルティなどにする際、手拭いに企業や、個人の名前を入れることです。